<ゆきぐに探究委員がインタビュー>十日町高校 藤巻蓮 :日本酒を知ろう
皆さんは日本酒を飲みたいと思いますか。日本酒はおじさんが飲むイメージを持つかと思います。
そこで私は皆さんに日本酒の楽しみ方や特徴について知って貰いたいと思い、株式会社 松乃井酒造 の古澤 裕さんに「みんなが日本酒を飲みたいと思える日本酒の良さを教えてください」と聞いたところ、みんなが知らない秘密を語ってくれた。
まず初めに古澤さんの紹介。古澤さんは松乃井酒造様の取締役常務兼杜氏「美味しいと伝わるために、手を抜かず旨い酒造りを心がけている」
1、古澤さんの願い。
古澤さんはもっと若者に日本酒を知ってもらいたくさんの人に飲んでほしい!そしてお客様の喜 んでくださるのを見るのがやりがいと強くおっしゃっていました。
2、松乃井酒造はどんな日本酒を作ってるんだろう?
松乃井酒造では約40種類製造していて、今も十日町産のお米を使用して製造したり、雪室に日本酒を入れるとまろやかになる特徴を活かして、十日町の雪を使ったりして十日町の自然や土地を使って製造している。
3、松乃井のお酒づくり
赤松林から湧き出ている水、良質な酒米、そして自然豊かな風土、これらを無くして松乃井は醸 せないそうです。松乃井酒造さんでは、創業当時からの横井戸の水を用い、良質な酒米を自社 精米する事により、昔から妥協しない酒造りを行い伝統の味を引き継いでいる。 日本酒を作製するのに1ヶ月半掛かります。
松乃井のこだわり ➀、ザルによる米の手研ぎ。 ➁、昔からの和釜での蒸米。 ➂、機械に頼らない麹造り。 ➃ 、泊まり込みによる、もろみ(日本酒のもととなる液体)管理。 ➄、吟醸酒以上の酒は全て槽搾 り。この5つのこだわりを大切にしている。
酒造りの様々な戦い ♦温度との戦い...極寒の蔵内での作業。冷水での洗米。仕込みの温度管理。麹の種付けの温 度。発酵中のもろみの温度管理。 ♦時間との戦い...秒単位の洗米作業。蒸米のさらし時間。製麹の時間。 皆さんが飲んでる日本酒は杜氏(日本酒を造る職人)が長い月日をかけ苦労して作っているのです。
その他にも水分、白米、麹、蒸米、出麹、これらと戦っている。過去のデータもあるのだが、米 の出来、そして水温や気温等、毎年同じとは限らない。そんな色々な戦いと杜氏たちは戦っている。
4、日本酒ってこんなにすごいの!
日本酒には様々な楽しみ方や良いことがあります。日本酒はお湯や水で割ったり温度を変えるこ とによって一本のお酒でもたくさんの味わい方があります。
例えば、人肌燗(35°C)柔らかでマイ ルドな味わいが感じられる。 ぬる燗(40°C)お米の香りや風味が引き立つ。たった5°Cの差でも 味や風味が変化する面白さがある。ですがもっと凄いところがあるそれは血行促進効果です。日本酒に含まれるアデノシンは血管を広げて血液の流れを良くする。冷え性や肩こり、片頭痛など の改善に期待されています。そして日本酒には麹菌が含まれており、メラニンの生成を抑えるこ とによりシミを予防する効果があります。
※日本酒の飲み過ぎは良くないため、日本酒の適量と して、厚生労働省が発表してる1日1合(180ml)としている。
5、松乃井酒造を飲んでもらうため力を入れたこと。
古澤さんは一人でも多くの人に松乃井の日本酒を飲んでもらうために、味だけではなくラベルを 変えたりして興味を引いたり、東京の酒飲会でフタをポンと飛ばすショーをしたりしていろんな 方々の興味を集めた。皆さんもぜひ東京の酒飲会に足を運んでみてください。
若者の皆さん日本酒を飲みたいと思いましたか?
日本酒には様々な楽しみ方があり、適度な飲 酒で健康促進をしてくれる。だからこそ、若者からお年寄りまで沢山の人に日本酒を飲んで貰いたいのです。
※【お酒は20歳を過ぎてから】